tyoukyoku's Blog

詩書画を通じて中日間の文化交流を深めたい

2015年4月のブログ記事

  • 漢字の真面目

    (留念「記念」 現代書道 作者:頓子斌)(無題NO.1)(無題NO.2)(無題NO.3)(無題NO.4)橫看成嶺側成峰,遠近高低各不同。不識廬山真面目,只縁身在此山中。        蘇軾 題西林壁(橫ざまに看れば嶺と成り側らよりは峰と成る,遠近高低各同じからず。 廬山の真面目を識らざるは,只身の... 続きをみる

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  • 月の光

    (月の光 作者:閻秉会)静寂な夜景です。鏡のような湖面に月の光を映り、澄み切っている。 そよ風が吹くと、静かな湖面にさざ波が広がり、ダイヤモンドのような月明かりはキラキラと輝いている。 白と黒営んだ穏やか世界です。癒されそうな雰囲気です。ランキングクリックをよろしくお願いしますm(__)mにほんブ... 続きをみる

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  • 幻影

    (幻象作品  作者:頓子斌)画面には余分な墨が一つも無く、画面には具象が一つも無く、構図はバラバラですが、気韻で繋がり、まるで従来の殻を破るようなエネルギーが大爆発、生き生きとしたの生命力が溢れている。黒と白、不安と落ち着き、力強さとしなやかさは一つの画面に溶け合わせします。これは自然を真似するで... 続きをみる

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  • 日々是好日

    (好 作者:頓子斌)多くの人はよく「今日も一日よい日でありますように」と願います。しかし現実はその願い通りにはいきません。日常の生活には嫌なことがいっぱい起こりますね。色々悩んだり、悔しんだり、悲しんだりするでしょうか?しかし自分にとって、どんなに都合の悪いことが起きても、そのことを、どう受け止め... 続きをみる

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  • 現代書メタル

    (新生NO.1 閻秉会)(新生NO.1 閻秉会)(生滅 閻秉会)中国天津美術大学閻秉会先生は中国現代水墨と現代書の創始者の一人です。1980年代末90年代初めごろ、中国の現代書(「偽現代」と呼ばれる評論家もいた)はまだ象形の段階に留まっていた時に先生の現代書は既に抽象表現の段階に入りました。日本を... 続きをみる

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  • スビラックス中国巡回展

    週末にスビラックス中国巡回展を見に行きました。会場内には説明員の方が付いているから、色々説明してくれて大変助かりました。スビラックス氏(Josep Maria Subirachs, 1927-2014)はあの有名なサグラダ・ファミリア(日本語に直すと“聖家族”でしょうか。)の西側に飾られている“受... 続きをみる

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  • 黄州寒食詩巻ーその3数奇な運命(結び)

    黄州寒食詩二首は蘇軾47歳の黄州流罪中(元豊5年・1082年)の春に作られ、十数年後にその時の所有者である張浩が黄山谷に依頼して跋を書いてもらった。 時代は南宋になって、寒食帖は張浩の兄弟の孫である張縯に所有され、張氏は長い跋文を書き、先祖の収蔵物語を記述した。 時代は宋から元に変わり、寒食帖は張... 続きをみる

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  • 俗禅

     (俗禅その1 作者:閻秉会)  (俗禅その2 作者:閻秉会)「筆先の技巧にこだわらず、作品の境界を大事にします。  技巧は作品の精神境界につれて変化します。-----閻秉会」                                ペットボトルは我々日常生活にどこでも見られ、 非常に普通な... 続きをみる

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  • 張重憲氏作品集

    (作品番号NO.1 静  大草)  (作品番号NO.2 対酒  大草) (作品番号NO.3 乱  大草) (作品番号NO.4 浮躁  大篆) (作品番号NO.5 風  大草) (作品番号NO.6 合歓  大草) (作品番号NO.7  喜雪画梅) (作品番号NO.8  河)new up! (作品番号... 続きをみる

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  • 黄州寒食詩巻―その2詩と書

    【寒食帖 第一首】自我來黃州 已過三寒食私が黄州にやって来てから、既に三度目の寒食節が過ぎた。年年欲惜春 春去不容惜毎年、過ぎゆく春をいとおしむ気持ちはあっても、春は何の容赦もなく過ぎ去ってしう。今年又苦雨 兩月秋蕭瑟今年はその上に雨にさえ苦しめられ、ふた月の間には秋のように侘しいものだった。臥聞... 続きをみる

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  • 瞬刻

                瞬刻これは天津美術大学閻秉会先生の作品です。 2008年に開催された「意派―中国抽象芸術30年展」に展覧され、 スペンの博物館にて1年間の巡回展をしました。 画面には一つの大きな墨の塊のほかに何にもない、簡潔な構図です。 不規則的な塊、墨を何度も重ねて、堂々たる重量感を身を... 続きをみる

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  • 書道作品「所渋」~それを回転すると~

            (所涉 作者:頓子斌)                        (所涉 その1)                        (所涉 その2)                        (所涉 その3)いろんな角度に回転すると、「これは漢字だ」と言うことはさっぱり忘れ、... 続きをみる

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  • 黄州寒食詩巻ーその1寒食節の由来

     黄州寒食詩巻は、宋の元豊5年(1082年)、蘇軾(1036-1102)が黄州(現在の湖北省黄岡県)に流謫されていた時に、自詠の寒食の詩2首を書いた。寒食節はちょうど冬至の翌日から数えて百五日目にあたり、昔の人はみな寒食を百五といった。隋・唐の時代には、多くの寒食を清明の二日前に固定し、宋代には三... 続きをみる

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  • ブログを開設します

               (無名縁  作者:頓子斌)初めまして、チョウキョウと申します。八年間の日本留学生活(横浜市立大学、早稲田大学経済研究科)を通じて日本文化に対しての認識を一層深めました。中国に帰国後、ご縁があって中国天津の芸術家の方々と出会い機会がありまして、ですから、詩書画を通じて中日間の文... 続きをみる

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