対酒
(対酒 大草 作者:張重憲)
出所:短歌行 曹操(たんかこう そうそう)
内容:対酒当歌,人生幾何。
譬如朝露,去日苦多。
慨当以慷,憂思難忘。
何以解憂,唯有杜康。
解説:対酒当歌 酒に対しては当(まさ)に歌ふべし、
人生幾何 人生幾何(いくばく)ぞ。
譬如朝露 譬(たと)へば朝露の如し、
去日苦多 去日苦(はなは)だ多し。
人の一生は、たとえてみれば朝露のように短くはかない。
にもかかわらず、日は一日一日と過ぎ去ってていく。
だから酒を飲んでおおいに歌おうではないかという詩句だけでは、
頽廃的でニヒリスティックな響きが伴わぬでもないが、
続く第二段、
慨当以慷 慨して当に慷すべし、
憂思難忘 憂思忘れ難し。
何以解憂 何を以てか憂ひを解かん、
唯有杜康。 唯だ杜康有るのみ。
に至って、不世出の武将にして大詩人の曹操の気宇の壮大さに圧倒される。
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